友人が亡くなった話

友人が亡くなったという知らせを受けました。まだ40代前半だったのに、癌があっという間に進行したとのことで。

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私と彼女は、双子の子どもがいたことから親しくなり、一緒の保育園に子供を通わせていたりのママ友としての付き合いの他、一緒に仕事をした時期もありました。

美人で頭脳明晰で、私が仕事を始めたばかりの頃はアドバイスをもらったり、彼女の仕事の話を聞いたりして、なんというか、身近な憧れの人でした。ただ、シングルマザーな上にNPO法人を立ち上げ忙しくなってきた彼女から、子供の保育園のことや、仕事でもなんだかんだと雑用を頼まれることが多く、利用されてる感があるな、と少し不本意な気持ちもありました。一方私が何か働きかけても忙しいからと流されてしまうことも多く、頼まれごとばかりで、正直搾取されているような気がしてしまったのです。

病気だということは聞いていましたが、そんな苦い思いもあり、最近は少し距離を置いていた時期だったので、今回の訃報は本当にびっくりして、もっと連絡したりすればよかったのかなと…多分、もっとできることはあったはずなのに。
とても複雑な気持ちです。

ただ、はたから見ているだけでも、彼女の生き方には迷いがなかったように思います。もちろん悩みがない人なんていないと思うんですが、自分がしたいことをはっきりさせ、それ以外を大胆に切り捨てていく強さがありました。時間が限られていれば、やりたいことをやるためにそうなっていくのは仕方ない、私の感じた搾取されている感じも仕方ないことだったのかな、と思います。それに私には嫌だったら断る権利だってあったのだから。

彼女の人生は短かったけど、とても濃いものだったと思うのです。
だけど…もうちょっとサボってもいいから、長生きしてほしかったな。何より、彼女の子供のために。そんなオプションはないとわかっているけれど。

明日どうなるのかなんて誰にもわからない。一生懸命生きていきたい、と思います。

これを書いた後、彼女のブログを発見しました。子供が2歳ごろの時の記録で、あんなに強く見えた彼女も私と同じように小さなことで悩んだり、不安を感じたりしている様子が綴られていて、胸が苦しくなりました。

もう一度、私の子供と彼女の子供と6人で遊べたらいいのになぁ。

支離滅裂な文章になってしまったけれど、彼女への追悼でした。