小4の夏休みの宿題 「作品を紹介しよう」

長い長いと思っていた子どもの夏休みも私の住む地域ではあと一週間ほど。冷静に考えれば一週間休みって長いなぁと思いますが、そろそろ宿題のことも気になってきます。

 
漢字や計算などの単純なドリルやプリントは実家に預けていても、おばあちゃんからの声かけで渋々終わらせることができましたが、少し手の込んだ、自分の考えを書かなければならないような宿題は親が一緒に考えて指導しなくては手がつけられません。男子って、男子だけではないのかもしれませんが、どうして感想や要約が苦手なのでしょうか。
 
残った宿題のひとつに、作品を紹介しよう、というのがありました。読んだ本の中で、自分が友達に紹介したいと思ったところをまとめる、というものです。
 
・はじめに、どんなところを紹介したいのか、を書く
・その内容について書く
・最後に、ここから自分は何かわかったのか、何を得たのかを書く
 
というものです。
 
子供任せても全然進まないので、去年の夏に買った本を双子それぞれに渡し、こんな感じで書いたら?というところまでアドバイスしました。
 
選んだのはこの2冊。

 

どうぶつさいばん ライオンのしごと

どうぶつさいばん ライオンのしごと

 

 

 

ちきゅうがウンチだらけにならないわけ (福音館の科学シリーズ)

ちきゅうがウンチだらけにならないわけ (福音館の科学シリーズ)

 

 

家にある本で、紹介文を書けそうかな、という観点のみで選んだのですが、思えばどちらも動植物の生態系みたいなものについて書いてある本です。どうぶつさいばんの方は叙情的、ウンチの話の方は図鑑的ではありましたが。
 
どうぶつさいばんの方が圧倒的に書きやすいだろう、と最初は思っていたのですが、書き始めると何を書けばいいのかなかなか難しく、ウンチの話の方が、飼い犬と違って野生の動物のウンチは片付けないのに地球はウンチだらけにならない、なぜなら雨に溶けて土にしみ込み栄養になったり、鳥のウンチによって種が運ばれたり、ウンチを食べ物にする小さな生き物がいたり、というように具体例をあげつつ、だから有効に使われるので残らない、つまり地球は汚れない、大丈夫た!というようにまとめることができて、テーマに沿ってまとめやすかったです…
 
どうぶつさいばんの方もいい絵本だったのですけどね。
 
なにしろ驚いたのは、子供に要約してみなさいと指示すると、必ずと言っていいほど、要約には適さない文章をピックアップすること。たとえばどうぶつさいばんでいえば、ズドーン!というような擬音語などを書こうとしてしまうのです。いやいやそこじゃないでしょ、お友達にズドーンって言ってこの本の何かが伝わると思うの?と散々促さなくてはならなかったのでした。これ、要約の練習必要だなぁ…
 
あとは自分の考えを書くといったときのバリエーションの少なさ。ライオンが他の動物を食べる理由はお腹が空いたからかもしれないけど、なぜその動物を選んだのかというと、明らかに動きが悪くて狙いやすい動物を選んでいるということから、病気の動物を結果的に食べることになり、動物の病気の蔓延を防ぐことにつながるんだよ、という深いい話みたいなのが書いてある中で、あえて、ヌーの子供がかわいかったです、と書く感性…深いい話は理解できてないので、自分の手に負えるところとなると、かわいい、ちいさい、かわいそう、といったところになってしまうんだなぁと。小4でこれで大丈夫なのでしょうか。
 
何はともあれ、あと残りは自由課題で選んだ習字と、星の観察だけ。星の観察は3日間やらなくてはいけないから少しハードルが高いですが…
 
ちょっと過保護かな?とも思いますが、ここで放任すると、学校の先生もいろいろ忙しいのかチェックが甘くて、なーんだやらなくても平気じゃない、と思ってしまいそうなので、それもどうかなと。いや、そういう要領の良さも必要だという意見もあるとは思うのですが、私としては、提出すべきものは提出するようにしてほしいし、手抜きも、あまりして欲しくないし、かといってこういうことであまり怒りたくもないし…ということで、なんとか子供と一緒にがんばります!